論文出版
2022年から調査を始めた奥能登の温泉水等の化学成分について、まとめた論文(富山大学の鹿児島先生が筆頭著者)が Nature Communications 誌 に掲載されました。
https://www.nature.com/articles/s41467-025-65717-9
奥能登の群発地震が始まった珠洲市南部周辺でヘリウム同位体比が高く、マントル起源の流体が混入していることやその同位体比が時間的に変動していることを明らかにしました。ヘリウム同位体比の変動は地下の体積歪みの変動を反映している可能性を論じています。
流体の起源を知りたくて始めた調査で、期待通りの結果を得ることができました。

