論文公開
修士の学生が行なっている能登半島北東部の群発地震(4つの領域で発生:南、西、北、東)に関する研究成果が Earth, Planets and Space 誌から出版されました(web上で公開)
地震のメカニズム解やそれらから推定される応力場等に基づき、
最初に活動が始まった南部の深部(深さ15km以深)では高間隙圧の流体の浸透により、普通では動きにくい断層で地震が起こっていたこと(正断層型や横ずれ型のメカニズム)
西部、北部、東部では、もともとこの地域で発達していた南東傾斜の断層帯に流体が浸透し、この地域の広域応力場と整合的なメカニズムの地震(北西ー南東方向の水平圧縮の逆断層型)が起きたこと
を論じています。
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